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プラダ（PRADA）は1913年、マリオ・プラダがミラノに創業したブランドです。

実際はそのポリシーのもと、メンズラインでも充実のコレクションを展開しています。

ミウッチャご時世のプラダのコンセプトは「日常を贅沢に飾る」。

これが貴族や上流階級の世界で口コミとなり、一流の素材と職人技を持つ店として、1919年イタリア王室の御用達となります。

ただし1978年、マリオの孫娘のミウッチャ・プラダがオーナー兼デザイナーに就任すると、プラダは息を吹き返し、快進撃が始まります。

イタリア職人のマリオは欧州のあちこちを旅行し、行く先々で上質な革や珍しい革を集め、自身の洗練された技術で豪華な鞄を作っていました。

その後も新時代のバッグやリュックを公表し、93年に我が子時代のミウッチャの呼び名をブランド名とするミュウミュウ、98年にはプラダスポーツといった派生ブランドも誕生。

「ポコノ」という名のシンプルなバッグは、それまでのカスタマー層とは異なる市場を開拓して大ヒット、バッグに配されたブランド名を刻印した三角プレートはプラダのアイコンとなりました。

大学卒業後プラダでアクセサリーの意匠を担当していたミウッチャは、リッチ革製品で知られるプラダに工業用防水生地であるナイロン素材を使ったバッグを導入。

バリエーション豊富なカナパ、定番のナイロンバッグ、サファイアーノカーフ製品…。

中古品ももうに品切れとなってしまうほど、プラダは高い人気を誇示します。

ブルジョワのためのブランドとして成功したプラダも、1958年にマリオが亡くなると、ゴージャス嗜好のご時世の終焉と重なり、その後は低迷期を迎えます。
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